ファクタリングとは、企業から売掛債権を買取りするサービスのことです。売掛債権は現金化するまでだいたい2ヵ月~6カ月程度かかります。このように期間がついているので、その間に倒産してしまう企業もあります。売掛債権はお金と同じ価値があるものですが、期間が来るまではただの紙切れです。
数字の上では黒字なのに、手元に現金がなくて設備の維持費や従業員の給料などが支払えない。そういう状態の企業が、よくファクタリングを利用するそうです。ファクタリングには2社間契約タイプと、3社間契約タイプの2種類があります。日本では2社間契約タイプのほうが主流となっています。
取引先の承諾を得る必要がなく、スピーディーに契約ができることがメリットです。一方で手数料が高いことがデメリットです。一番重要なのは、優良なファクタリング会社を利用することでしょう。まだ新しいサービスであり、悪徳業者が目をつけて参入してきているそうです。
まだ法律が整備されていないので、トラブルは避けたいところです。ファクタリングの利用を検討しているような企業は、資金操りが悪化していて銀行から相手にされていない企業であることが多いと思われます。そのような企業は、下を見られた営業をされてしまうこともあります。くれぐれも悪徳業者にひっかからないようにしてください。
即決をせず、いくつかのサービス会社を比較することが、悪徳業者を避けるためのコツのうちの1つです。