ファクタリングが何か説明できるだろうか。ファクタリングとは本来であれば入金がかなり先の将来になる債権を正味の金額よりも安く売る取引です。もちろん、その見返りとして早く資金化できます。それがファクタリングの魅力です。
病院経営のように保険による収入の現金化まで時間がかかる、その代わり「絶対に入金される」「回収漏れの心配がない」債権が向いていると言えましょう。資金繰りに問題が無い企業は活用を考える必要性は低いことになります。医療、介護といった、本人負担以外の診療が多い料金のビジネス、付け加えると、「お客様」の支払不履行の可能性が低い取引先を多く抱えている企業に向いている取引なのです。銀行でお金を借りるのとどう違うか？銀行の融資には土地などの担保が必要ですが、その点ファクタリングは営業している会社の売掛金が資金の種になりますから担保は不要です。
資産を持たない営業系の会社、もしくは担保を持たない会社には魅力的に映ります。財務のスリム化という言葉をご存じでしょうか？貸借対照表上、資金になっていない勘定科目が占める割合が高いことは好まれません。資産が大きくなるほど、経営の安定性の目安となる自己資本比率が低くなる作用を及ぼします。売掛金を売れば現金が手に入りますから一石二鳥の効果を及ぼし、さらにはキャッシュフロー経営の面でもプラスに作用を及ぼします。
財務経理の担当者にはファクタリング活用の検討を是非にもお勧めしたいと思います。